「後見人」司法書士として

「成年後見制度」における「財産管理」とは、被後見人の所有する現金、預貯金、証券などの管理を行うことにあるようです。さらには不動産、動産の管理も含まれてきます。必要なケースであれば、被後見人が所有していた銀行口座を後見人が管理し易いように取りまとめたりすることができるとされているようです。被後見人の実生活のすべてが、後見人の管理のしやすさを優先した状況のなかで監護されるのではなく、被後見人の意思や希望、認知症などの病気を発症する以前の発言などをもとに、身上監護、財産管理が行われていくことが望ましいとされております。後見人の選任の可能性のある司法書士をめざす皆さんには、被後見人の意思を尊重するようなサポートが求められてくるでしょう。