投資信託は、投資が初心者の人でもうまく資産を増やすことができる可能性があるため人気がありますが、これをはじめるにあたっては知っておく必要があることがいくつかあります。その一つが、税金です。
投資信託で利益が出た場合、その利益の20.315%に相当する金額を税金として納めなければなりません。内訳は所得税15%、住民税5%、復興特別所得税0.315%です。3つの税のうち、復興特別所得税は2037年までの時限つきとなっており、延長されなければ2038年以降は所得税と住民税のみが課税されます。
通常、所得税や住民税は1年の間に得た所得を合算したものをもとに税額を計算しますが、投資信託の利益にかかる税については分離課税と呼ばれる制度が採用されており、他の利益とは合算せずに計算をします。利益が多額になって確定申告が必要になった場合は計算を間違えたり、「株式等に係る譲渡所得等の金額の計算明細書」への記載事項に誤りがないように注意しましょう。